(2020年2月2日更新)
肥満遺伝子って何?肥満遺伝子を持っていると痩せられないのかな?
肥満遺伝子ってどうやって診断するの?自宅でも調べられる?
という方いませんか?
Risaです。
肥満遺伝子って聞いたことなかったんですが、どうやら太りやすい人と痩せやすい人を分ける遺伝子があるようです。
今回は、「肥満遺伝子」について紹介していきます。
肥満遺伝子の診断の仕方を紹介していくので、気になる方は、参考にしてぜひ検査してみてください。
肥満遺伝子を診断して効率的にダイエットしよう

人間は、生まれたときから、「肥満遺伝子」というものを持っています。
肥満遺伝子について、厚生労働省のHPを覗いてみると、下記のように記載していました。
肥満遺伝子とは
エネルギー代謝に関連する遺伝子。太りやすさや肥満のタイプを左右する。
厚生労働省:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-056.html
要するに、太りやすい遺伝子と太りにくい遺伝子があり、それによって太りやすさや肥満のタイプが分かれるということです。
自分の肥満遺伝子のタイプを知ると、効率よくダイエットすることができるということのようですね!
肥満遺伝子を調べる方法は後に紹介しますが、早く知りたい!という方は、こちらから。
肥満遺伝子によって基礎代謝が変わる
人間の基礎代謝は、男性が平均1500kcal、女性が平均1200kcalだと言われていますが、遺伝子によって差が出てくることがわかっています。
太りやすい遺伝子を持っている人は、遺伝子によって基礎代謝が低くなってしまうことがあるんですね。
肥満遺伝子には、50を超える関連遺伝子があると言われていますが、3つの遺伝子が太りやすさに大きく影響していることがわかっています。
◎β3AR(β3アドレナリン受容体遺伝子)
◎UCP1(アンカップリングプロテイン遺伝子)
◎β2AR(β2アドレナリン受容体遺伝子)
上記3つが太りやすさに大きく影響があると言われている遺伝子です。
タニタのHP( https://www.karadakarute.jp/tanita/diet/diet055.jsp )を参考に3つの遺伝子について紹介していきます。
β3AR
β3ARを保持者は、下記のような特徴があります。
・日本人の約34%が保有
・基礎代謝が200kcal低い
・お腹周りが太っている
・糖質の代謝が悪い
・糖尿病、高脂血症、脂肪肝に注意が必要
上記のような特徴があり、日本人に最も多いタイプです。
日本人にの3人に1人が基礎代謝が低いって悲しくないですか…?
UCP1
UCP1 を保有している人は、下記のような特徴があります。
・日本人の約25%が保有している
・基礎代謝が100kcal低い
・下半身が太っている
・脂肪の代謝が悪い
・痩せにくい
・がんに注意、女性は支給関係の病気に注意
下半身太り気味な人は、この遺伝子を持っている可能性が高いです。
このタイプは、日本人に2番めに多いタイプです。
この時点で気づいた人もいるかもしれませんが、日本人のほとんどが基礎代謝が低いんです…。悲しい現実ですね。
β2AR
β2ARを保有している人は、下記のような特徴があります。
・日本人の16%が保有している
・基礎代謝が200kcal高い
・逆肥満遺伝子である
・ほっそりしており、筋肉がつきにくい
・一度太ると大変痩せにくい
・心臓病、うつ病、低血圧に注意
上記が特徴です。この遺伝子は、基礎代謝が高くいわゆる、「太りにくい遺伝子」です。
多分、私はこのタイプです。ハードゲイナー気味なので…
ただMAX60kgまで増えたことがあり、本当に痩せるのが大変でした。うつ病、低血圧にも当てはまり、心臓の検査をしたこともあります。
ハードゲイナーって何?という方はこちらから≫「ハードゲイナーって何?生まれつき太りにくい人がいるんです」
肥満遺伝子の調べ方ってどうするの?

自分が肥満遺伝子を持っているのか気になりますよね。
できれば、逆肥満遺伝子であるβ2ARを保有していてほしいと思いますよね。
肥満遺伝子を調べる方法を下記にまとめました。
・検査キット
・エステ
・プライベートジム
・病院
上記4つの方法で検査することができます。
検査キットで肥満遺伝子を調べる
検査キットを使えば、自宅にいながら肥満遺伝子を調べることができます。
○33タイプの検査結果に合わせた食事や運動のアドバイスがもらえる
≫遺伝子博士(気になる方はクリック)
上記の検査キットで自宅で肥満遺伝子を調べることができます。
検査キットでの検査の流れを下記にまとめました。
・ネットで申し込む
・検査キットが届く
・口内の細胞を綿棒で取る
・指定された住所に返送
・結果がスマホorパソコンに届く
上記のような流れで自宅にいながら検査をすることができます。
エステで肥満遺伝子を調べる
エステでも肥満遺伝子検査をしてくれるところがあります。
エステで検査するメリットは、対面で検査結果に基づくアドバイスをもらえることです。
上記のエステサロンでは、肥満遺伝子の検査をすることができます。
痩身エステのついでに検査するのもいいですよね。
プライベートジムで肥満遺伝子を調べる
最近あちこちにオープンしているプライベートジムでも肥満遺伝子を調べてくれるところがあります。
プライベートジムで調べるメリットは、遺伝子検査の結果をもとに食事のアドバイスやトレーニングの内容を決めてもらえるので、より自分に合うトレーニングやダイエットをすることができます。
上記のジムでは、肥満遺伝子検査をオプションで調べることができますよ。
病院で肥満遺伝子を調べる
病院でも肥満遺伝子を調べてくれるところがあります。
病院が一番安心できる、肥満治療もしたいという方は、
「肥満遺伝子 病院」
で検索すると、近くの病院を見つけることができます。
肥満遺伝子をもっていると痩せられないのか?

ここまで肥満遺伝子について紹介してきましたが、肥満遺伝子を持っていると、やっぱり痩せられないのかな?という不安を持つ方もいると思います。
しかし、安心してください。肥満遺伝子を持っていても痩せることはできます。
今の体型は環境の影響が大きい
現在の体型の影響は
「環境:遺伝子=7:3」と言われており、遺伝子の影響よりも現在の環境の影響の方が大きいと言われています。
つまり、今の環境(食事や生活習慣など)を改善すれば、痩せることは十分にできるということですね!
また、肥満遺伝子を持っていたとしても、定期的な運動で肥満を防ぐことができるというレポートもたくさんあります。
気になる方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫ジョギングと5つの運動で「肥満遺伝子」に打ち勝つ
遺伝による自分の体質を知った上で、生活習慣や食事内容を見直すことで、痩せることは十分にできます。
まとめ:肥満遺伝子を診断するとダイエットの助けになる

ここまで、肥満遺伝子の種類や調べる方法を紹介してきました。
肥満遺伝子を知ることで得られることは、「自分の身体を知ることができる」ということです。
肥満遺伝子についておさらいしておきます。
◎β3AR(β3アドレナリン受容体遺伝子)
→基礎代謝が200kcal低い
◎UCP1(アンカップリングプロテイン遺伝子)
→基礎代謝が100kcal低い
◎β2AR(β2アドレナリン受容体遺伝子)
→基礎代謝が200kcal多い
上記の遺伝子どれを保有しているかを正確に知るためには、検査をするしかありません。
自分の保有する遺伝子をすることによって、食事内容や運動、生活習慣を見直すことができます。
基礎代謝が低ければ動けばいいんです。逆に逆肥満遺伝子を持っている人は、絶対に太らないように生活する必要があります。
自分の身体のことを知ることができれば、ダイエットがやりやすくなります。
ということで、気になる方はぜひ自分の「肥満遺伝子」調べてみてください。
ということで、今回はこの辺で終わりにしておきます。