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生理の時の水泳はどうしたらいいのか?元スイマーが経験と共に教える!

生理の時って水泳はどうしたらいいのかな?

生理の時にプールに入る方法ってどうしたらいいの?


という方いませんか?


Risaです。


水泳歴は23年になり、生理の時も何度も泳いできました。

何度もというより、毎月生理の時も泳いでいます。

今回は、「生理の時に水泳をする方法」を紹介していきます。

水泳選手はどうしているのか、私の経験も含めて紹介していきます。

また、生理中の水泳の授業問題についても書いています。




生理の時の水泳はどうしたらいいのか?


生理の時に水泳はどうしたらいいのか?という疑問に一言でお伝えすると、

「生理でも水泳はしてもOK」です。

日本産科婦人科学会の小児・思春期問題委員会では、1989年に「月経期間中のスポーツ活動に関する指針」で、生理中の水泳は医学的に問題ないと言われています。

健康の面で不安があった人は、安心して泳いで大丈夫です。

生理の時の水泳でプールに入る方法


生理中にプールに入る方法は、大きく分けて3つあります。

①何もしない

②タンポンをつける

③経血カップを使う


上記3つの方法があります。

①何もしない


1つ目の方法は、何もしないで入るです。

特に何もせずにプールの中に入っても問題はないです。

量がそこまで多くない日であれば、プールに入っている間は経血が漏れる心配はほとんどありません。

生理中に何もせずにプールに入っている人を何人も見てきましたが、泳いでいる最中に経血が流れている状況を見たことがありません。


タンポンや経血カップに不安な人は、何もせずに泳いでもそこまで大きな問題にはなりません。

②タンポンをつける


2つ目の方法は、タンポンをつけるです。

生理中にプールに入る時の1番有名な方法です。

タンポンをつければ、経血が漏れる心配はほとんどありません。

タンポンをつけるなら、「特に多い日用」をつけることをおすすめします。


タンポンをつければ絶対に漏れないというわけではない


タンポンは、経血の漏れをほとんど防いでくれますが、全く漏れないと思って安心していると、大事件になります。

かなり量が多かった日にタンポンをつけて泳いでいたのですが、プールの中に入っているにも関わらず、経血が漏れてしょうがなかったことがありました。。。


タンポンをつければ、絶対に漏れないというわけではないので、その日の経血の量によって対応することをおすすめします。

タンポンは痛くない


タンポンをつけて泳ぐと痛いのではないか?と思う方もいるかもしれませんが、タンポンを正しくつけることができれば、痛みなく泳ぐことができます。

タンポンをつけて痛い人は、しっかりと奥まで入れていないことが多いので、怖がらずに奥までタンポンは入れましょう。

③経血カップ


経血カップを知っていますか?

こちらが経血カップです。


タンポンと同じく、身体の中に入れて使うものですが、タンポンと違って経血を吸収するのではなく、カップに溜めて使うものです。

タンポンは、吸収しきれないくらいの経血が出てしまうと、漏れてしまう心配がありますが、経血カップはカップの中に貯めるので、タンポン以上に漏れの心配がありません。

まだ、使っている人は少ないですが、水泳中の経血の漏れが心配な人は使ってみることをおすすめします。

こちらの動画で正しい使い方を紹介してくれています。


動画を見てもらえればわかりますが、想像よりも使いやすいです。

生理中に水泳をする時の対策


生理中にプールに入る方法を紹介してきましたが、3つの方法を実践する他に、いくつか対策ができるので、紹介します。

生理中の水泳でできる対策はこちらです。

①泳ぐ直前に着替える

②プールから上がったらすぐに着替える

③プールから上がらない

④友だちに協力してもらう


上記の対策を知っておくと、生理の時に大事件にならずに済みますよ。

①泳ぐ直前に着替える


生理の時は、泳ぐ直前に着替えるべきです。

それと同時にトイレにも必ず行ってください。

それは、何もしないで泳ぐ場合もタンポンや経血カップを入れる場合もどちらも泳ぐ直前に着替えるようにしましょう。

トイレで綺麗に経血を拭いてから水着に着替えることがポイントです。


泳ぐ直前に着替えれば、何もしない場合でもプールに入るまで経血が漏れてくる心配はほとんどないですよ。

②プールから上がったらすぐに着替える


生理の時に気をつけなければならないのは、泳ぎ終わってからです。

プールから上がったらすぐに更衣室に行って着替えてください。

基本的にプールの中に入っている時は、水圧の影響で経血が漏れてくることはほとんどありませんが、水から出たら話が違います。

一気に経血が出てくることもあります。

プールサイドが大事件になったことを何度も見たことがあります・・・


プールから出た後は全身が濡れているので、経血が漏れると流れやすい状況になります。

タンポンや経血カップをしている人はそこまで心配する必要はありませんが、何もせずにプールに入っている人は、プールから出たらすぐに更衣室に行って着替えましょう。

③プールから上がらない


泳いでいる間は、なるべくプールから上がらないようにしてください。

特に何もしないで泳いでいる人は、プールから上がらないべきです。

休憩するためにプールから出ると、経血が出てきてしまう可能性があります。

生理の時は、休憩する時もなるべくプールの中にいることをおすすめします。

④友だちに協力してもらう


生理の時は友だちに協力してもらうことも大事です。

特にプールから出て更衣室に行くまでに協力してもらうと、だいぶ楽です。

どうしても量が多い日は、プールから更衣室に行くまでに経血が漏れてしまうことがあります。

そういう時に、友だちに後ろから付いてきてもらって、漏れてしまった経血を流してもらうと、安心して更衣室に行くことができます。

協力する友だちは、漏れてしまった経血を流せるように、セームに水を含ませておいたり、さり気なく水を準備しておいてくださいね。

私が選手の時は、みんなで協力して更衣室まで行っていましたね。特にタンポンをつけていない友だちが更衣室に行くときは、みんなで綺麗にしながら更衣室まで送り届けていました。


お互い様の精神で協力できると、生理の時も安心してプールに行けます。

生理の時に使える水泳用のナプキンはあるのか?


生理の時に使える水泳用のナプキンがあるのか?に答えると、残念ながら「ありません。」

プールの中でナプキンを使ってしまったら、経血を吸収するまえにプールの水を吸収してしまいます。

ナプキンはないので、タンポンか経血カップをつけるか、何もせずにプールに入ってください。

水泳選手は生理の時どうしているのか?


水泳選手は、生理に関係なく毎日練習があります。

水泳選手が生理の時にどうしているか、私の選手仲間の統計をまとめると下記のようになります。

・何もしない:60%

・タンポン:40%


意外かもしれませんが、上記のように、タンポンをつけて泳ぐ人よりも、何もせずにいつも通り泳いでいる人が多かったです。

何もしない人は練習中ずっとプールの中にいる


何もしない人がどのように練習中過ごしているかというと、とにかくプールから出ません。

休憩中もプールから上がらず、ずっとプールの中で過ごしています。

プールから出なければ、2,3時間の練習は乗り越えられます。

タンポンはラク


残り4割くらいの人は、タンポンをつけて練習していました。

私もタンポンをつけて泳いでいます。

タンポンをつけて練習している人は、プールの中に絶対に入っている必要がないので、何もしない人に比べてラクです。

ただ1つだけ気をつけてほしいことがあります。
タンポンの紐が水着から出ないように時々確認してください。


生理の時に水泳を休めない問題について


生理中の水泳というと、小学校や中学校、高校で生理中は授業を休めないという問題があります。

たくさんの事例が問題視されているので、その一例を下記にまとめました。

・生理中の水泳の授業を休むには、血のついたナプキンを見せなければいけない。

・生理中だろうが、水泳の授業は強制的に参加する。

・水泳の授業を休むには、生理日数を報告しなければいけない。


上記のようにたくさんの問題が報道されています。

きっと、報道されていない問題もたくさんあるはずです。

中高生にとってタンポンはハードルが高い


ここまで、生理の時の水泳をする方法を紹介してきましたが、中高生がタンポンや経血カップをつけて授業に参加することは、かなりハードルが高いです。

また、何もせずに授業に参加するには経血漏れのリスクがあります。

生理中の水泳の授業はなぜ問題になるのか?


生理中の水泳の授業が、なぜこれだけ問題になるかというと2つの理由が隠れていると思われます。

・男性教師→生理のことがわからない

・女性教師→自分の生理のことを基準に考えている


上記の理由があります。

男性教師は生理経験がないので、ネットで調べた知識で指導をしてしまいがちです。

女性教師は、自分の生理経験をもとに指導してしまうので、生徒の気持ちを考えない指導をしてしまいがちです。

また、女性教師にとって生理は十年以上も付き合っていることなので、生理がある生活が当たり前になっている部分もあります。

しかし、中学生・高校生にとって生理は、まだまだ経験が少なく負担が大きいです。

思春期の女子にはかなりデリケートな問題


中高生にとって生理は、経験が少ないだけでなく、かなりデリケートな問題です。

大人の私たちにとっても、デリケートな問題であるという意識はあると思います。

それ以上にデリケートなことであると、意識する必要があります。

タンポンをつけることも、経血漏れの心配をしながら授業に参加することも、全て不安でしょうがないんです。

部活や選手として水泳をやっている人にとっては、生理だとしても泳ぐことが当たり前になりますが、1年で2ヶ月弱しかない水泳の授業で生理がかぶってしまうことは、かなりの負担があるはずです。


生理で体調が悪い、生理痛がひどいとかの話をする前に、生徒にとって生理自体がデリケートな問題であることを大人は意識してほしいと思います。

まとめ:生理の時に水泳をする方法はたくさんある


ここまで、生理の時に水泳をする方法を紹介してきました。

また、学校で起きている生理の時の問題についても書いてきました。

生理の時に水泳をする方法をおさらいします。

・何もしない

・タンポンをつける

・経血カップをつける


上記の方法で、水泳をすることができます。

基本的には、何もしなくても泳ぐことはできます。

生理でも水泳はできるけどデリケートな問題


生理の時も水泳をすることはできますが、生理中の水泳はかなりデリケートな問題です。

生理中の水泳の経験がない人ほど、デリケートな問題です。

ナプキンを見せないと授業を休めない、というような生徒の気持ちを全く考えない行為がなくなることを、元スイマーの私は願っています。

生理中に水泳をする方法はあるけど、それが負担になる人も多いということを知っておくと、みんなが水泳を楽しめるはずです。


今回はこの辺で終わりにします。




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